光円錐ブログ(照明技術&デザイン部門)

照明&空間デザイナー 光円錐・松本永のブログです。(照明仕込図、調光卓のTips、等)
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Expressの入門ガイド[Expression Offlineを使おう"後編"
前編をアップしてから半年経ってしまいました。
すみません・・・・。
遅ればせながら続きです。

入門ガイド[Expression Offlineを使おう"後編"]
3)ソフトの設定
a)インストールしたExpression Offlineを起動します。
b)メニューからOptions →Console Typetとクリックします。
次に表示されるリストから自分の使用するExpressのタイプを選択します。この場合、どのタイプを選んでも基本的にデータは同じなので、決まっていなければExpress72/144を選んでおきましょう。
Express250・125(ノンフェーダータイプ)はディスプレイ上でのChannelが25ch毎に表示されますが、その他のタイプは24ch毎に表示されます。多くの小劇場では、Express250・125以外のタイプが導入されているので、Express72/144を選択しておくのが無難です。
c)タイプを設定したら1度Offlineソフトを終了し、改めて起動し直します。
d)各ウィンドウのサイズを設定します。
ここでもし“Screen2”が表示されていたら、右上の“×”をクリックしてウィンドウを消去します。
各ウィンドウの左上を右クリックすると“Tiny Font(小さいウィンドウ)”“Small Font(中ぐらいのウィンドウ)”“Large Font(大きなウィンドウ)”というリストが表示されるので、自分のPCのディスプレイの解像度に合わせて各ウィンドウのサイズを設定して下さい。
e)各ウィンドウの配置を設定します。
大きさを設定した各ウィンドウを操作しやすいようにディスプレイ上に配置します。
ちなみに私は1280×800のディスプレイ上で、全てのウィンドウを“Large Font(大きいウィンドウ)”に設定して使用しています。
f)ウィンドウの配置を記録する。
メニューから“Window”→“Save Window Position”とクリックします。これで次回起動時から、設定したサイズ&配置に表示されます。


4)FD(フロッピーディスク)の使用法
調光卓Expressとデータのやり取りをするにはフロッピーディスク(FD)を使用します。
a)FDからデータを読み込む。
メニューから“File”→“Import Show”とクリックします。
b)OfflineのデータをFDに書き出す。
メニューから“File”→“Export Show”とクリックします。

5)OfflineのデータをPCのHDD(ハードディスクドライブ)に保存する。
a)メニューから“File”→“Save(上書き)”または“Save As(新規保存)”をクリックします。


これで、あとは調光卓Expressと同様の操作方法でデータを作成&修正することが出来ます。
Offlineにはキーボードショートカットが充実しているので、慣れるとほとんどマウスを使用することなく調光卓Express並に素早く入力が可能です。
また、調光卓に無い機能として、“Label(ラベル)”を入力する事が出来ます。


6)Labelを利用する(上級者向き)
Cue、Channel、Dimmer、Group、FocusPoint、Profile、Submaster等に英数字のLabel(名称)を付ける事が出来ます。
この機能は調光卓Expressには無いので、修正もOffline上でしかできませんが、うまく使用するととても便利です。
ProfileはSETUP→10:Profiles画面から
ChannelはSETUP→11:Channel Attributes画面から
DimmerはPATCH画面から
その他はBlind画面で各要素の画面から
ショートカット“B”で入力可能です。

事前にもしくは、ロングランの時の完成データに、利用してみて下さい。
ただし、調光卓では修正も削除も出来ないので、あまりたくさん使用すると見難い画面になってしまうので注意が必要です。

7)ショートカット
Offlineソフトと同時にPCにインストールされる“Expression Off-Line QuickGuide”の14ページを参照して下さい。
以下に主なものを一覧してみます。
“調光卓キーパッド”→“Offlineのショートカット”
“AND”→“N”
“At”→“A”
“Channel”→“C”
“Clear”→“Backspace”or“Delete”
“Cue”→“Q”
“Dimmer”→“D”
“Except”→“X”
“Focus Point”→“!”
“Follow”→“Y”
“Full”→“F”
“Group”→“G”
“Level”→“V”
“Link”→“K”
“Only”→“O”
“Page”→“J”
“Part”→“P”
“Record”→“R”
“Release”→“L”
“Submaster”→“S”
“Thru”→“T”
“Time”→“I”
“Track”→“^”
“Type”→“*”
“Wait”→“W”

次回から調光卓Expressの説明に入ります。
| Express入門ガイド | 23:59 | comments(0) | trackbacks(0)
Expressの入門ガイド始めます。[Expression Offlineを使おう"前編"]
ETC社の調光卓はここ数年小劇場でたくさん導入されてきました。
様々な弱点はありますが、そのコストパフォーマンスは非常に優れていると思います。
ところが・・・この調光卓が2008年7月18日で、製造完了になりました。ETC社ではこの調光卓に代わるものは出せていないので今後の展開が気になります。
とはいえ、現時点でたくさんあるExpressを有効に利用することは、まだまだ必要だと思います。

各小劇場で、簡易マニュアルを用意していますが、その内容はExpressの魅力をほとんど伝えられない内容で、極々基本的な事すら含まれていないのが現状です。
そこで、"とりあえず使用したい"人が、便利に使用できるためのガイドを書いていこうと思います。
すでに結構使えて、さらに"使い倒したい人"は、当ブログの"ETCの調光卓ExpressのTips"をご覧下さい。

入門ガイド[Expression Offlineを使おう"前編"]
1)ソフトのダウンロード
Expressを使用する上で、是非利用したいのが、"Expression Offline"です。ETC社のホームページから無料でダウンロード出来るので、まだ入手されていないかたは是非下のリンクからダウンロードしてください。(残念ながらMAC版はありません。私はWindows XPで使用していますが、たぶんVistaでも使用できると思います。確認済みのかた、よろしければコメントをお願いいたします。)

ダウンロードページhttp://www.etcconnect.com/product.downloads.aspx?ID=20195
一番下のリンク"Off-line Software"からソフトをダウンロードして下さい。

"Expression"というのは、Expressの兄貴分にあたる調光卓です。日本ではほとんど見ませんが、内部のソフトウェアがほぼ一緒なので、Offlineソフトは兼用しています。
このソフトを使用することによる利点はいくつかありますが・・・
a)このソフトをフロッピーディスクドライブが装備されたWindows PCにインストールすると、Expressでそのまま読み込み可能なデータディスクが作成出来ます。
b)また、ディスプレイでの表示が、調光卓Expressと同じなので、調光卓が無くても、Effect等の動作確認が出来ます。
c)調光卓本体では出来ない、Cue、Submaster、Group等に"名称:Label"を付けることが出来ます。
d)PCのハードディスク等に、データを整理して保存することが出来ます。もちろん、過去のデータを利用して、新しいデータを作成することも出来ます。
e)Express250からExpress24/48まで、コンソールタイプを変更すれば、データは共用のまま、画面表示等を使用コンソールにあわせられます。

私の場合、My Express250を劇場に設置したあと、劇場で出来なかった日々のデータ修正を、自宅のPCで行っています。
"ショートカットキー"が充実しているので、慣れればかなり早く入力&修正が可能です。

2)ソフトのインストール
上記のURLからダウンロードした
Expression_Express_Offline_v311.zip
を解凍した
Expression_Express_Offline_v311.exe
を実行すると、自動的に以下のようなソフト&ドキュメントがインストールされます。
a)Expression Off-Line 3.11(オフラインソフトです。)
b)Expression Off-Line Quick Guide(オフラインソフトの簡易マニュアルです。)
c)PersEdit 1.2(ムービング等をExpressで使用する際のチャンネル等の設定ファイルを作成・編集するソフトです。)
d)Personality Editor Quick Guide(PersEditの簡易マニュアルです。)
・・・・・・c)からもわかるようにExpressでもごく簡単な操作ならばムービングも使用できます。


これでOfflineソフトを使用する準備は出来ました。次回はこのソフトをExpress練習が出来るように初期設定します。
| Express入門ガイド | 14:10 | comments(1) | trackbacks(0)